関西の大家業をもっと楽しくする
ヒント集
vol.98
2018.11.19
クリスマス・年始・
バレンタイン・ホワイトデー
渋谷が随分と騒がしかったとも聞きます。
さて、これから年末や年度末に向けて、イベントが続きます。
今回は、収益物件でのこうしたイベントとのかかわり方です。
写真はイメージです
ちゃんと埋まって
ちゃんとはらってくれれば
それで「よし」?
収益物件は、その文字通り、収益が上がるかどうか、一番大切です。儲からなければビジネスじゃない。ズバリ、空室対策と滞納対策が重要KPI指数です。
しかし、物件での「住み心地」「愛着」というものが、「入居期間の長さ」「滞納の少なさ」「ルールを守る風土」「入居者トラブルの削減」に実は、じわじわと効いてくるものです。
ほったらかして、順調順調、と思うからこそ、各種イベントをきっかけに入居者に「あー住んでてよかったなー」と感じる「なにか」を感じさせるチャンス、でもあるのです。
例えば、クリスマスの
イルミネーション
街中が、クリスマスモードとなる年末。どこを歩いても、電飾があり、音楽もクリスマスソング。ちょっと浮かれた街中を歩きながら、一人暮らし向けり物件に、もしかしたら入居者さんはさみしく帰るかもしれません。
そこで大家さんだけが、浮かれた電飾をつけまくると、「うわー、俺の賃貸物件までサンタとトナカイかよ。結局彼女なんかできねえよ」となんとなくさみしーい思いを加速させちゃうかもしれません。
であれば、ちょっとサンタとトナカイの置物と、クリスマスのリースとともに「メリークリスマス」というメッセージでクッキーとか玄関に置いてみる。ケーキは傷んでしまいますからね。それでも、なんだかクッキーもらって、ちょっと嬉しい独身入居者。もしかしたら、彼女・彼氏と一緒に食べるのかもしれませんが、「あー、なんか、今年は大家さんからクッキーもらたー」とは思うかもしれません。
カードを入れたら、カードが返ってきた
ハロウィンの時に同じようなことをした大家さんが何人かいらっしゃいました。かぼちゃのぬいぐるみと一緒に、「ハッピーハロウィン。ささやかですがクッキーを焼きました。ハイツ上野で今日は楽しくお過ごしください。大家より」なんてカードを入れたのです。
すると・・・「ありがとうございます。故郷を離れて、せわしく働いていましたが、ほっと、心が和みました」というカードが、返事として入っていた。こんな事件が何人かの大家さんで起こりました。
とっても素敵ですね。
大家業のやりがいにもつながりますよね。
SNSで拡散する
こうした、ほのぼの話は、実は、入居者さんのSNSで、友達から「いいね」をもらいやすいものです。「こんなことがあって、ほんのちょっぴり嬉しかった」というツィートやインスタが、飛び交う。
やがては、あなたの物件の評判があがっていくものです。
バレンタインで
なにか出来ないかな
バレンタインやホワイトデーもこれからやってきます。ちょっとなにかできるといいですね。
チョコレート交換会とか、合コンとかを企画される方もいますが、やっぱり、住まいがわかっちゃう前提だとなかなか、そういう直接的なのは、ちょっと気が引けますよね。そこはプライバシーを尊重しつつの「なにか」。
やっぱりそう考えると、大家さんからのチロルチョコ、ぐらいを玄関に置くぐらいでもいいのですが、「みなさんのハイツ上野での幸せな暮らしを、これからも応援します。大家」というメッセージカードぐらいがいいかもしれません。
大家さんからの「ささやかな贈り物作戦」。ちょっと参考にしてみてください。