TOP満室経営のツボvol.90

関西の大家業をもっと楽しくする

ヒント集

vol.90

2018.07.23

エントランスで変わる入居率。

玄関を変える。ただそれだけで入居率が変わるかもしれません。
今回はエントランスの魅力アップについて論じます。

写真はイメージです

玄関は物件の顔

 入居希望者が見学する時、最初に見るのは玄関です。どんな人でも内覧時は、その建物のエントランスから入ります。
 賃貸仲介の現場で、2~4物件と物件を内覧して頂き、「ではどれにしましょうか?」というときに、意外と言われるのが、玄関の印象です。なぜなら、入居希望者は同じような間取りの、同じような築年の物件を複数見る為、見学した物件の差異は、主に共用部に出ることが多いのです。
 それでなくとも、エントランスの第一印象は成約率を左右するものです。今一度、ご自身の物件の入り口の導線をチェックしてみましょう。

玄関の花は
枯れていませんか?

 まずは、外観とともに印象を左右するのが入り口の「花」です。よく枯れているのです。新築で建てたときは、オーナーも気合を入れていたのですが、最近は水やりもおろそかになっています。
 玄関マットはどうでしょう? 古びて汚くなっていないでしょうか? 築年の古さを感じるのは、こうした入り口の第一印象です。いくら専有部をリフォームしていても、玄関でがっかりしていては、入居希望者はわくわくしないものです。

ポストのリニューアルで
印象を変える

 郵便ポストはどうでしょう? 新築の時はきれいだったポストも変形していたり、劣化していたり。
 いくらネット社会になっても、毎日家に帰れば、最初に確認するのがポストです。入居していない部屋に汚いガムテープが貼ってあったりすることも、物件の人気のなさの証明です。いっそ新しいきれいなポストに変えるだけでも、入居率はぐっと上がると思います。

エントランスの掃除は?

 長年の雨風や、入居者の利用で、エントランスはかなり汚れているのではないでしょうか? さて、エントランスを最後に清掃したのはいつだったでしょうか? 
 ごみ収集所などに比べると、エントランスの定期清掃などが行われていないケースもよくあります。
 空室がなかなか決まらない物件では、特にこうしたケースが多く、せっかく入居希望者が見学に訪れた、その第一印象が「最悪」という事がよくあるのです。
 せめて見学前に、先にエントランスから廊下などは清掃をしておく。入居者は新しい生活に希望を抱いています。そのワクワク感を大切にするためにも入り口導線の清掃は大切なのです。

実際に、収益物件のオーナーが
現地に行ってみる

 なかなか決まらない物件には、自ら訪問してみましょう。管理会社に頻繁に電話をしても、彼らもビビるだけで、入居は決まらないかもしれません。それよりも実際に自分が住むつもりで現地に行ってみる。
 その際に、エントランスから廊下、そして居室まで歩いてみて、どう感じるか。
 「暗い」「汚い」あるいは「怖い」と感じるようでは、いくら賃料を調整しても、設備を強化しても決まらないものです。物件が出迎える、その空気感を今一度確認してみましょう。

挨拶のある物件に

 エントランスで「ゴミのルールを守れ」といった高圧的な貼り紙があれば、はがしましょう。以前にもここで書きましたが、これは「ルールを守らない人がいる」という証拠として入居希望者の評価を落とすだけです。
 それよりも「皆さん、挨拶をしましょう」などと、挨拶運動のポスターなど貼ってみてはどうでしょうか?
 日頃から「こんにちは」とあいさつが多い物件は、住みやすく、人間関係もギスギスしにくいものです。こうしたことがゆるやかに退去の防止にもつながります。
 見学しているときに、近隣の人から「こんにちはー」と声をかけられると、それだけで「住みやすそうだな」と感じるものです。
 ポスターを貼るより手っ取り早いことがあります。収益物件のオーナーが自ら挨拶をするのです。例えばエントランスを掃除しながら、朝、「おはようございます」と声をかける。そういうところから、入居者の笑顔を増やしていくのも、空室対策には効果的なのだと思います。