関西の大家業をもっと楽しくする

ヒント集

VOL.107

2019.04.17

大家業とは、素敵な生活を提案する人。
私たちの物件の、街の存在感

平成から令和へ。
私たち収益物件オーナーも志を高く、「街づくり」を考えみませんか?

写真はイメージです

パリの大聖堂の悲劇

 パリのノートルダム大聖堂が不幸にも火災に見舞われてしまいました。フランス国民はとても深い悲しみにみまわれ、大きな喪失感を持っているそうです。私たち日本人は例えば金閣寺が焼けた時に、そうした気持ちを持ちえたでしょうか? 
 街とともに建物が存在し、その建物は思い出や生活に密接な存在として、深く記憶に残るものです。

どの駅を降りても、
似たような風景

 かつて、わが国では、富嶽三十六景や東海道五十三次など、地域地域で独特の景色がありました。街によってその風情は異なり、旅は駅から降りた途端に異世界の見聞が始まるものでした。
 ところが、今や、どの駅を降りても同じような風景です。同じようなコンビニやカフェやファーストフードが並び、私たちの賃貸物件もどこか均一なものとなってしまいました。
 みなと同じような建物。奇をてらわずに周囲と溶け込む中で、個性を失い、もしかすると差別化するポイントが減ってしまい、今、家賃勝負・立地勝負となってしまっているかもしれません。

見えないところでのミス

 また、残念なことに次々と、建設会社の不備が指摘されています。テレビのCMでよく見る有名企業でも、建築確認申請と具材が違うなどのミス、あるいは不正があると、収益物件オーナーにとっては「うちの物件は大丈夫だろうか」と不安になります。しかし、オーナーだけでなく、入居者も不安になるという事態は、本当の安心安全はなんなのか、という私たちの事業モデルそのものに対する社会の要請でもあります。
 先に述べた、「街づくりの一員としての見た目」とともに「生活の基盤となるべき住居の、見えない部分も含めた安心安全」は、収益物件のオーナーにとって「襟を正すべき」ポイントともいえます。

「利回り」と「幸回り」

 収益物件ですから、収益がきちんと出て、利益が循環されなければなりません。赤字ではビジネスではなくボランティア。きちんと利益を目指すべきです。
 そして、家賃がきちんと入り、利益が巡り巡って、収益物件オーナーに入ってくるべきです。
 それは、入居する人の幸せ・その周りの街の幸せが、巡り巡って収益物件オーナーに回ってくるということです。物件の不具合や耐震の不安を抱えたまま、入居者の幸せはあるでしょうか。入居者の幸せが、オーナーの幸せとなり、その結果利益が出る。まさにビジネスとして「利の回り方」は「幸せの回り方」が基本です。
 新しい時代を考えると、「少しでも儲けよう」だけでなく、「少しでも入居者や街を幸せに」と考え、素敵な生活を常に提案し続け、愛される物件を維持していきましょう。