関西の大家業をもっと楽しくする

ヒント集

vol.103

2019.02.08

ライバル物件を見て回る。
周囲と比較して、個性を磨きましょう

いよいよ繁忙期。ここで決めなければ、長期空室となります。
そんなときこそ、実はライバル物件はどうしているのでしょう。
今回はそんな視点で、書きます。

写真はイメージです

近所の物件とどこが違うの

 さあ、退去が出て空きが出ました。こりゃ大変、すぐに原状回復工事と、仲介に募集のお願いをしなきゃ、と考える前に。さて、近隣の空き物件に比べて、この空室はどこがどう違うのでしょう?
 築年? 広さ? 日当たり? 設備? デザイン?
 敵を知らねば、対策も打てないのではありませんか?

入居者のふりして、
娘に見学に行かせた …なんて猛者も

 あまりお勧めはしませんが、「うちの娘に部屋探しをしているフリをさせて、いくつか物件を回ってもらったんだけど、近所よりも古くて家賃が高いとわかったよ」なんていう話を聞いたことがあります。
 この繁忙期に「やらせ」で、スパイみたいなことをするのもなんですから、本当に知り合いに部屋を探す人がいたら、自分の物件を紹介するだけでなく、近隣とも正直ベースで比較してもらうと良いでしょう。
 すると、「ほかの物件は床が白で、部屋が明るく感じたけど、あなたの所有する物件は床が茶色で暗く感じたんだよね」などと生々しい言葉をもらうこともあるかもしれません。

スマホで検索してみる

 まあ、家賃や築年は、ポータルサイトを検索してみれば比較できますが、案外そんなことも出来てないのではないでしょうか。大量に空室の募集が出るこのタイミングで検索してみると、「あれ、いつの間にか、ネット無料物件が増えているな」「しかもうちの部屋より速い、大手のネットじゃないか」「隣の大家はいつの間にか宅配ボックスをつけているな」など、ライバルの工夫にも気づくのではないでしょうか?

汚い物件は、人気が出ない

 「近所の満室物件はポストがおしゃれだな」「玄関マットも新しくなっているぞ」「エントランスの花もかわいいじゃないか」「廊下の照明が明るいLEDだ」などと、部屋の中まで入らずとも、ライバル物件の良さに学ぶことも出来るのではないでしょうか。
 つまり「うちの物件を見学した前後に見る物件はどうなのか」を確認する事は、募集や原状回復前の一工夫の参考にもなるのです。
 そもそも汚い物件は、やっぱり入居者も敬遠するもの。この機会に、「見学に来ていただくのだから」と、掃除や設備の見直しを進めましょう。

見学した仲介会社に
お客様の感想を聞く

 また効果的な方法として、「見学に来たけれど、うちでは決まらなかった」というタイミングで、その時の仲介の営業マンに「お客さん、どう言ってたかな」と感想を聞く手もあります。
 「洗濯物が干しにくいと言っていましたよ」「廊下が暗いそうで、別物件に決まりました」「1階は物騒だからやめとくと言ってました」など、ヒントを聞くことも出来ます。ならば室内物干しはどうだろうか。それとも電球を変えようか。1階でもシャッターつけたらイケるかな、と欠点を補う施策もあるかもしれません。
 敵を知り、自らを知ればおのずと道が開けるもの。周辺物件の工夫に学びましょう。