関西の大家業をもっと楽しくする
ヒント集
vol.46
2017.05.19
アメリカのクラウドファンディング
「INDIEGOGO」
そこで見つけたポータブル冷房機に一口応募してみました。
写真はイメージです
世界を巻き込んで、
アイディアを事業化できる時代。
・INDIEGOGO
https://www.indiegogo.com/
世界中のベンチャー企業が自社で開発している新商品・サービスのプレゼンを行い、資金を集めるサイトです。スマホサイズのドローン、自分で歩くスーツケース(主人の後を勝手についてくる!)といったハイテク系から、アニメや映画の資金集めまでジャンルは様々。毎日次から次への世界中のベンチャー企業のアイデアが集まっているので、1日見ていても飽きません。
そんな中でロシア・サンクトペテルブルグのベンチャー企業が開発した、水の気化熱を利用したポータブル冷房機が気になって一口応募。180ドルを払うと、商品が出来たら送られてくるという仕組みです。(クラウドファンディングはあくまでも支援と言う位置付けなので出資とは違います)
その現物が先日届きました。まだ冷房は必要ない季節なので、その性能がどの程度のものなのかは検証できていませんが・・。
ちなみに開発したのはロシアの会社ですが、商品は中国の厦門から出荷されてました。これを見て、世の中は知らないうちにものすごい事になっているなと思いました。ロシアの地方都市に住んでいる若者数名が集まって起業した会社の資金調達をアメリカのクラウドファンディング会社が担い、それを見た日本の地方都市在住のおっさんが1個購入、ロシアは製造業の基盤が弱いので製造は中国の会社に依頼し、それがFEDEXで送られてきたって、すごくないですか?
何かアイデアがあれば世界を巻き込んで事業化が可能になっているというものすごいエコシステムがいつの間にか構築されていたようです。アイデアと熱意があれば、お金や経験が無くても世界の誰かが応援してくれて事業化が出来てしまうという素晴らしい世界が実現されたのです。リクルートスーツを着て就職活動をしている大学生を見ると言いたくなります。「就活なんてくだらねえことはやめて、起業しようぜ!」と。世界はすごいことになってるんだから。