関西の大家業をもっと楽しくする

ヒント集

vol.25

2016.12.16

売り物件の増加の勢い、
衰えることを知りません。

統計を取り出してからの最高件数を少し前に更新して、その後も増加基調は止まりません。ようするに売れていないので、物件がだぶついているのだと僕は思っています。

写真はイメージです

市況動向を注視しながら、慎重な対応を。

 弊社では2011年の秋から近畿レインズに登録されている一棟売りの賃貸アパート・マンションの登録件数を記録しています。これを見ればわかる通り、今年の夏以降の登録物件数の勢いが全く止まりません。
 海外とは違い、日本では収益物件などの事業用不動産の売り情報をレインズのような業者なら誰も見れるようなところに登録するのを嫌がる傾向があります。(登録した方が高く売れるのになぜか「店晒しになって売れなくなる」という都市伝説が、業界ではなぜか信じられています)それでもここまで増えるという事は、売れていないので苦し紛れに登録しているのだと思います。
 特に、短期転売物件がだぶついているようです。謄本を上げると、ここ1年くらいの間に取得しているものの比率がかなり高いです。抵当権の設定金額を見ると、ギリギリの物も少なくありません。
 ただ、実際に売れる金額はこの半年で1%くらい利回りが高くなっています。半年前に利回り8%で売れてた物件は、今なら9%じゃないと厳しいと思います。利回りが1%違うと売買金額は10%違うわけですから、10%値下げしても大丈夫な物件しか動かなくなってきているということだと思います。
 物件がさらにだぶついて、半年前の市況から利回りが2%くらい上がらないと売れないとなってくると、色々大変なことが起こるかもしれません。しばらく、市況動向を注視しながら、慎重な対応が求められると思います。